COLUMN

服好き店長の挑戦!2024年衣料品販売No.1「オフハウス福知山駅南町店」を支える足立店長にインタビュー

もともと服や靴が大好きで、ファッションへの関心が高かったオフハウス福知山駅南町・足立店長。

その“好き”を仕事に活かし、「オフハウス福知山駅南町店」では特に衣料品売場に力を入れているそうです。

「やるからにはNo.1を目指す」と、店舗スタッフ一丸となり、2024年度ハードオフグループ全体で衣料品販売No.1という快挙を達成!

No.1に輝いた裏側にある日々の工夫や、買取へのこだわり。選ばれる店舗づくりの秘訣について、たっぷりお話を伺いました!

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足立店長、本日はよろしくお願いいたします!

オフハウス福知山駅南町店・足立店長
新卒でスーパーを展開する企業に入社し、約6年間、鮮魚コーナーで魚の加工業務に従事。結婚を機に、地元・福知山へのUターンを決意。高校時代の同級生が社長を努めている縁もあり、2022年4月にハードオフグループのフランチャイズ企業「株式会社福島文進堂」に入社。オフハウス福知山駅南町店に配属され、以来ずっと店長を務めている。
もともと服や靴が好きで、アパレル分野への関心が強く、入社後は特に衣料品の売場づくりに注力している。

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毎日1,000点!売場をフル稼働させる工夫とは

ーーハードオフグループ内2024年の衣料品販売No.1、おめでとうございます!

ありがとうございます。
発表を聞いたときは「え、福知山駅南町店が!?」と、本当に驚きました。

メンズ衣料品には力を入れていて1位を狙っていたのですが、まさか衣料品全体としての販売1位になれると思っていなくて…

ーーメンズ衣料品では販売No.1を狙っていたのですね。

はい、僕自身メンズファッションが好きで得意なので、特に力を入れていたんです。

株式会社福島文進堂の社長からも「やるからにはNo.1を目指そう」という言葉があり、スタッフの皆さんと一緒に目標に向かって頑張っていました。

ーーでは、メンズ衣料品の強化が、衣料品全体の売上につながったのでしょうか?

そうですね。メンズ品を強化したことで売場に活気が出たように思います。

その結果、レディースやキッズの売場にも足を運んでもらいやすくなり、相乗効果で売上全体が底上げされたという感覚ですね。

ーー売上を伸ばすために、どんな取り組みをされていましたか?

商品を1着でも多く売り場に陳列することを徹底してました。

「福知山駅南町店」では、1日1,000点、商品に値付けして売り場に出すようにしているんです。

ーー1日で1,000点もですか?!かなり多いですね。

多いですよね。かなりの作業量ですよ。笑

メンズの日、レディースの日、子ども服の日など、曜日ごとにジャンルを決めて店頭に並べるようにしてました。

ーー毎日新しい商品がそれだけ売り場に並ぶってすごいことですね!

ありがとうございます。頻繁に来てくれる常連のお客様にも「また新しいのが入ってる!」と飽きずに来てもらいたいと思っています

ーー毎日1,000点もの新しい商品を売り場に並べるために、工夫していることはありますか?

そうですね…実は「福知山駅南町店」では、あえてマネキンを置いていません。

マネキンを置けるスペースがあったら、お客様のために1着でも多く商品を並べたいと思っています。

ーー確かに、マネキンを置くには結構なスペースが必要ですよね。

そうなんです。マネキンに服を着せると雰囲気も出ますし、僕も他店で見て「かっこいいな」と思うこともあります。笑

でも当店は売り場の面積が限られているので、その中でどれだけ多くの商品を並べられるかということを大切にしています。

ーー売場のスペースを最大限活用されているんですね。

通路の真ん中にまでラックを設置して、商品を出したりもしていますよ。

天井まで売り場として活用できるので、例えば10万円を超えるような高額な服はお客様の目に入りやすいように高い位置に陳列しているんです。

ーー天井までが売り場ってすごいですね…!

お客様の手は直接届かないですけど、立派な売り場です。笑

高額商品をあえて見せることで、お持ち込みいただく商品にも変化が出てきました。「ここならちゃんと価値をわかってくれる」という信頼にもつながっている気がします。

ーー売場自体が“買取見本”のような役割を果たしてるんですね。

まさにそうです。売り場に出した商品をしっかりお客様が見てくれて、売上も買取も伸びたというのが、今回販売No.1になれた要因かと思います。

ーーどちらも売り場が起点になっているのですね。

そうですね。常連のお客様からも、「最近、店の雰囲気が変わったね」と言っていただけることが増えました。

毎日たくさんの新しい商品が並ぶのはお客様にとっても新鮮だと思いますし、お店がより良い雰囲気になっているなら嬉しいですね。

“好き”が伝わる接客術!リピーターが増えるワケ

ーー実際に衣料品の販売売上はどれくらい伸びたのでしょうか?

実はこの1年で大きく伸びた、というわけではないんです。

毎日1,000点の商品を出すことにこだわり、2022年から少しずつ売り場を整えてきたことが、2024年になってようやく実を結んだという感じで。

積み重ねてきたものが少しずつかたちになった結果だと思います。

ーー他にも販売No.1になった要因として思い当たることはありますか?

接客に力を入れていたことですね。

店頭に立って、とにかくお客様とたくさん話すことを意識していました。

ーーお客様との会話を大切にしていたのですね。

服が好きなお客様って、同じように服が好きで話が通じるスタッフがいるお店のほうが来やすいと思うんですよ。

なので「僕も服が好きなんです!」とアピールしてました。笑

話が盛り上がって「じゃあまた持ってきますね」と言ってくれる方も多いですし、そこから常連さんになってくれた方もいます。

ーーリピーターづくりにもつながっているんですね。実際どれくらいリピーターがいますか?

ぱっと思いつくだけでも6〜7人はいらっしゃいます

その方たちとは「最近どうですか?」みたいな雑談や、「今こんな商品ありますよ!」など、いろんな話をしています。

ーー特に印象に残っているお客様はいますか?

マルジェラというハイブランドのヴィンテージ品を持ち込んでくださる常連のお客様です。

20〜30年前のアイテムをお持ちいただくので、もうほとんど市場に出回っていないような商品が多いんです。

ーー貴重な商品をお持ち込みしていただくお客様なのですね。

そうなんです。以前、ヴィンテージのレザージャケットを査定したときは、めったに見かけない一品だったので驚きました。

ーーその商品は買い取りされたんですか?

もちろん、買い取りました。

価値に見合った金額を設定したため高額にはなりましたが、ハードオフのオンライン通販サイト「オフモール」に出品したところ、すぐに売れましたね。

ーー探していた方にとっては、お宝だったんじゃないでしょうか。

そうだと思います。商品名で検索しても「オフモール」でしかヒットしないような、本当に希少な一点でしたから。

ーーその方もかなり服が好きなお客様なのですね。

本当にそうなんです。僕なんて足元にも及ばないくらい詳しい方で。

服に対する知識も熱量もすごくて、いつも勉強させてもらってます。

実はこのお客様も「最近、売り場の雰囲気が変わったな」と思ったことをきっかけに、商品を持ち込んでくださったんです。その時、たまたま売り場にいた僕に声をかけてくれました。

ーー売り場での取り組みが買取につながったパターンですね。

はい。その時、実際にお持ち込みいただいたのも良い商品ばかりでした。しっかり査定して買取らせていただいたところ、ご満足いただけた様子で。

それからずっと、リピーターとして通ってくれています。

ーーもしかしたら、服好きの足立店長とお話するのも楽しかったのかもしれませんね。

そうだと嬉しいですね。僕自身、お客様との会話をすごく楽しんでいるので。

実は僕、服好きが高じて、結婚式のお色直しで23万円のスニーカーを履いたんです。
これが、けっこうお客様との会話の糸口になってくれたりするんですよ。

ーーエピソードトークもお持ちなんですね!そこからさらに会話が広がりそうです。

皆さん、「え、本当に?」といいリアクションをしてくれます。笑

他にも、オフハウスでは釣り具も扱っています。
僕は釣り具のことは詳しくないのですが、「実は魚をさばくの得意なんです」と話すと、「なんで?」と驚かれます。そこから「前職でたくさん魚をさばいていて…」と自然と会話が弾みます。

ーー今までの経験が今の仕事にもしっかり活かされているんですね。

そうですね。どんな経験も、無駄になっていないと感じています。

「なんでも買い取ります!」に込められた、お客様第一の想い

ーー買取の際に、意識していることはありますか?

1点1点、丁寧に見ること。これはマニュアル通りかもしれませんが、本当に大切にしています。

そして高額商品だけじゃなく、ユニクロやGUのようなファストファッションもきちんと扱うようにしています。

ーーそうなんですね!なにか理由があるのでしょうか。

例えば、マルジェラのようなハイブランド商品だと、服に関心のない方からしたら買取価格が適正なのかどうかが分からないと思うんです。

でも、ユニクロのような身近なブランドだと、誰でもなんとなく価格感が分かりますよね。

ーー確かに…ユニクロを買ったことない方はいないかも…

だからこそ、適正な買取価格にしないと、「適当に査定している」と思われてしまう可能性があります。

逆に、自信を持って価格を掲示していれば「ちゃんと見てくれるお店なんだ」と信頼してもらえる。その積み重ねが大切だと考えています。

ーー丁寧な対応が、お客様の信頼にもつながっているんですね。

実際に「福知山駅南町店」でよく売れるのも、ファストファッションの服になります。

海外のお客様もよくいらっしゃるのですが、ユニクロの服は大人気ですよ!

ーーそうなんですね!特に人気のあるアイテムはありますか?

UT(コラボTシャツ)などですね。
ドラゴンボールや鬼滅の刃のような、アニメとのコラボ商品はよく売れます。

再販がないことも多いので、「欲しかったけど買えなかった」という方にとっては、まさにお宝アイテムなんだと思います。

ーー他にも気を付けていることはありますか?

メンズ衣料品だと、多少の汚れがあってもニーズ次第では十分価値があると判断して、買取をすることです。

例えば、料理人の方で「仕事で使うから、汚れていても構わない」と、安いTシャツを探している方がいらっしゃいました。

工場勤務の方から「すぐ汚れるから安い服だと助かる」と言われることもあります。

ーー仕事着や作業着としての需要があるということですね。

そうなんです。新品のTシャツを買おうとすると、1枚500円以下ってなかなか難しいですよね。
そういった気兼ねなく着たい服を求めているお客様にも、当店を利用していただけたら嬉しいです。

ーー最近はフリマアプリなどの普及で、「どこに売るか」という選択肢も増えていますよね。その中でハードオフを選んでもらうために、意識していることはありますか?

「何でも買い取る」というスタンスは、いつも意識していますね。

衣類はもちろん、家具や雑貨、バッグや靴など、基本的にお持ち込みいただいたものはすべて査定します。

ーー扱うジャンルも幅広いですね。

そうですね。ハードオフグループの中でも、オフハウスは取扱い品のジャンルの多さが一番だと思います。

「福知山駅南町店」の強みは衣料品ですが、「衣類だけじゃない」というのも大きなポイント。

場合によっては、オフハウスだけでご不用品が全部片付くこともありますから。

ーーまとめて売れるのは、お客様にとっても手間が減って嬉しいですね。

例えば、フリマサイトで「高く売りたいけど、梱包が面倒で…」という方もいらっしゃると思います。そういう方の負担を減らすことも僕たちの役割のひとつだと思っています。

ハードオフでは出張買取も行っていますし、商品の運び出しなどもお手伝いできます。

「お客様のためになるか?」を常に意識して動くようにしています

ーーお客様への思いやりがすごく伝わってきます!

ありがとうございます。
もちろん、すべてを買い取れるわけではないので、「申し訳ないのですが…」とお伝えすることもあります。

それでもお客様には「できるだけ手ぶらで帰ってもらいたい」という気持ちで買取査定をしています。

“見やすさ”も追求!選ばれる売場づくりへの挑戦

ーー「オフハウス福知山駅南町店」の強みはどんなところですか?

ここは「エコタウン」としてハードオフ、ブックオフも入っている複合施設になります。

「エコタウン」内で何でも揃う、そして何でも買取ってもらえるというのが最大の魅力だと思います。

ーー確かに、本を探しに来たついでに服も見れるのは便利ですね。

そうなんです。ご夫婦で来られて、旦那さんは本を見るけど、奥さんは服を見る、みたいな方々もいらっしゃいます。

「お互い気が済んだら合流ね」という光景をよく見かけるのですが、それぞれに楽しんでいただけているなと感じますね。

ーー店舗として、今後さらに力を入れていきたいことはありますか?

今まではとにかく量を出すということに重きを置いてきました。けれど、お客様の“見やすさ”という点では、まだ十分に対応できていないと感じています。

ーー商品数が多い分、見やすさとのバランスが難しそうですね。

そうなんです。今後は、もっと商品を細かくジャンル分けして陳列したり、より見やすく選びやすい売り場にしていきたいと考えています。

なので、今の商品数をしっかりキープしつつ、いかに見やすい売り場を作っていくかが課題だと思っています。

ーー今以上に売り場が見やすくなれば、利用するお客様も増えそうですね。

たくさんのお客様に選んでいただける店舗になっていきたいですね。

あとは衣料品以外のジャンル…例えば、家具や家電にも力を入れていきたいと思っています。

特にスポーツ・キャンプ・アウトドア系の品揃えを、今後はもっと強化していきたいです。

ーー最後に、来店されるお客様にメッセージをお願いします!

僕たちが意識しているのは、「いつ来ても品揃えが豊富でおもしろい店」であることです。

来店されたときに「こんなのもあるんだ!」と楽しんでもらえるような売り場を目指しています。

一人でも多くのお客様に満足していただけるように、サービスも品揃えも日々アップデートしていきますので、ぜひお気軽に足を運んでみてください。

ーー足立店長の“服好き”ならではの視点と、売り場への熱い想いが伝わってくるインタビューでした。足立店長、ありがとうございました!

▼オフハウス福知山駅南町店について詳しくはこちら
公式サイト:https://www.hardoff.co.jp/shop/detail/?p=203240
公式 X(旧Twitter):https://x.com/oh_fukuchiyama_
公式Instagram:https://www.instagram.com/ohuhausufukuchiyama/

取材日:2025年6月20日