COLUMN

構想から丸1年!新業態のPC館と、最小で濃密な工具館。新潟小新店・店長にインタビュー

2023年10月6日より先行買取オープンを迎え、2023年10月21日グランドオープンを控えた、ハードオフPC館・ハードオフ工具館 新潟小新店

こちらは、ハードオフPC館とハードオフ工具館の複合店です。ユニークなのは丸い屋根の外装だけではありません。構想から丸一年かけた新業態のPC館と、最小規模かつ濃密を目指す工具館という、どちらも興味深い店舗です。

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今回は、そんなPC館・工具館の立ち上げやオープンに携わった、店長2人にインタビュー。新店舗の見どころ店内のこだわりオープンまでの苦悩も聞いてきました!

本日はよろしくお願いいたします!

ハードオフPC館新潟小新店 店長・桃井さん(右)
初めはブックオフ五泉店・新発田店のPA(パート・アルバイト)を経験し、中途採用でハードオフグループに入社。その後は、ブックオフ寺尾前通店やブックオフ・オフハウス五泉店、ブックオフ新潟女池店、三重県のブックオフ津南郊店など、13年ほどはブックオフで勤める。

ハードオフ工具館新潟小新店 店長・山中さん(左)
2013年に新卒入社。ハードオフ大泉学園店から、新潟黒埼インター店の立ち上げのため副店長に。店長も経験した後に、ハードオフ新潟松崎店へ移動。工具館の初代店長として、新潟近江店へ移り、現在は燕三条と現在の小新店の店長を兼任している。

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構想から丸一年、満を辞してのオープン!念願のハードオフPC館一号店ができた経緯

ーーはじめに、PC館は新潟小新店が一号店だと聞きました。この業態を作ることになった経緯を教えていただけますか?

山中さん:社内で新規事業の波がきていました。これまでは、既存のハードオフを深めたオーディオサロンや楽器スタジオ、工具館といった専門店舗がありました。次に「何を深めた新しい店舗を作ろう」と考えたときに、「我々が得意なのはパソコンだ」と社員から声が上がり、PC館ができました。

ーー社員からの提案だったのですね。そんなPC館の目玉商品は何でしょうか?

桃井さん:1つは、需要が高まっていて、価格も高騰してきている「レトロパソコン」です。それから、私は特に「ゲーミング」を推しています。ゲーム実況などの配信に必要な機材も揃えています。

ーーディスプレイや体験コーナーも充実していてこだわりを感じます。

桃井さん:ありがとうございます。PC館は新潟小新店が一号店です。「今までにないものを作っていこう」ということで、ディスプレイも全て新しく作成して展示しています。専門性がありつつ、様々な方に興味を持ってもらえるような要素を詰め込みました。

ーー特にお気に入りのコーナーはどこですか?

桃井さん:実際に遊べるVR体験コーナー」です。ここだけはどうしても作りたいと思っていました。例えば、家電量販店さんだとVRのゴーグルをかけることはできると思うのですが、実際にゲームができるかといったら、なかなかそうではないと感じています。

そのため、PC館新潟小新店では、VRのゴーグルをかけるだけでなく、実際にVRで遊べたら面白いだろうなと思い、コーナーを作成しました。ぜひ、体験しに来てほしいです。

県内4店舗目!PC館に併設された、「最小で濃密」な工具館

ーー続いて工具館新潟小新店について、山中さんにお聞きしたいです!

山中さん:はい!工具館は新潟県内だと4店舗目になります。私は工具館一号店の初代店長として携わってきた経験もあります。そんな中、小新店のテーマは「差別化」にしました。

ーー具体的にはどんな点を差別化されたのですか?

山中さん:はい、4店舗目ということで、工具館もある程度パッケージ化されてきました。一方で、その中でも苦手と感じている部分もあります。そこをあえて強化することで、空白の客層に対応することが目標です。

ーー特にお気に入りのコーナーはありますか?

山中さん:のみやかんなの工具に力を入れました。ディスプレイもなかなかこだわっているんですよ。

コーナーも、「車をいじる人コーナー」「大工さんコーナー」のような分け方をしました。売り場の端々に、それぞれの専門家さんが納得いただけるような作りになっていると思っています。

ーーそうすると、お客様はプロユースの方が多いですか?

山中さん:そうですね。ただ、DIYなどを目的に来店される方もいらっしゃると思うので、その際わからないことがあれば、私たちスタッフに聞いていただければと思います。

専門館としてのこだわりとは。店長の得意分野まで聞いてみた

ーー続いて、店長の得意分野をお聞きしたいです。

桃井さん:私は自作パソコンを作成することができます。既に2台作成しています。

また、YouTubeの配信にも関わったことがあり配信の方法や必要な機材など、他の人より知識があると思っています。

ーー自作PCも!こちらも買取・販売できるとお聞きしましたが、なかなか値段がつけにくいと思うのですが…

桃井さん:各パーツの値段の相場が決まっており、そこを基準に値段をつけているので大丈夫です。実際にパーツを目で見て確認しています。既存のものよりも高くなる場合も安くなる場合もありますが、プライスにちゃんと自作と書いてありますので、チェックしてみてください。

ーー山中さんはいかがでしょうか?

山中さん:私は、ユーザーの立場に立つことが得意です。手の届かない「これ、あったらいいよね」というものを落とし込む努力をしています。

新潟小新店はプロユースの方が多く、当然お客様の知識が豊富なんです。元々私は素人なので、自分が勉強してきた過程をどんどんスタッフに落とし込み、お客様に納得いただける親切丁寧な対応ができればと思っています。

ーーお2人とも、専門館ならではの回答ですね!次に、仕事のこだわりやポリシーについてお聞きしたいです。

桃井さん:お客様とよく対話したいと思っています。先ほど山中さんがおっしゃったように、専門館なので、当然理解が深い方がいらっしゃいます。それに加えて、全く無知な方も来店されます。このような、様々なお客様に対して、お声がけいただいた際には納得いただける説明ができるように心がけています。

山中さん:確かにそれは重要ですね。私は、たくさんありますが「同じ形の商品を、同じものとして捉えない」というのは特に意識しています。

例えば「丸ノコ(※ノコギリの種類の一つ)」という商品があるのをご存じですか?丸ノコって全部同じ形をしているのですが、刃の直径によって使う職種が異なるんです。「これは大工さんの中でもこの職種しか使わないよね」とか。本当に細かいのですが、似ているけど違うものをちゃんと分けられる・案内できるお店になりたいです。

ーーお話を聞いていると、専門知識が豊富な方がよく来店されるようですが、特別に取り組んでいることはありますか?

山中さん:分からないことはすぐに確認をするようにしています。ただし、仮に我々がわからないことがあった場合は、ぜひ「セルフチェックコーナー」を活用していただければと思っています。プロの方ならば、ちゃんと使ってもらうことで、納得して購入いただけるはずです。

本当は全部分かりたいですけどね!

桃井さん:そうですね。知識だけで言えば副店長の方がよく知っている部分もあり、私もまだまだ勉強が必要だなと思うことがあります。私よりも詳しいお客さんが来店された場合は、学ばせていただこうと思っています。

また、これは専門館として特別に取り組んでいることなのですが、「PCの買取」の際には専用の消去ソフトを導入しています。個人情報の漏洩などが不安なお客様も、安心してお売りいただけます。

ーー店長さんの他には、どんなスタッフさんがいらっしゃるのですか?

桃井さん:はじめからパソコンに詳しいスタッフはいません。ただ、みなさん興味関心が高いです。加えて意欲的で、教えたことは吸収してどんどん成長してくれています。これからが楽しみです。

山中さん:こちらも、始めから工具が詳しい人はそうそう来ないです。主婦さんでもできる仕事も多いので、工具について詳しい人が必ずいて、その他品出しなどの作業をする人がいるというような分担が、しっかりできています。

10 / 6(金)より先行買取オープン!当時の様子は?

ーー10月6日に買取オープンしたとのことで、お疲れ様でした!オープンしてからは、いかがですか?

山中さん:工具館は過去イチくらいの買取量になっています!おそらく、大通りに面していることやバイパスから降りてすぐの場所にあるなどアクセスが良いのが良かった点かな、と考えています。

この間「夏が終わったから」と、工場で使っていた大型の扇風機を16本お持ちいただきました。業者さんからのニーズがあったり、ご家庭で車をいじるような方がフラッといらっしゃったりします。今までにない客層を感じて、とても面白いですね。

ーー工具館の買取で珍しい商品はありましたか?

山中さん:普通のハードオフって電動工具しか取り扱わないんです。電動のインパクトドライバー・ドライバー・サンダーあたりです。ですがそれ以上のものが工具館には、あります。ぜひご来店いただいて、見てほしいですね。

ちなみに一番多くお持ちいただくのが、釘打ち機です。コーナーも作成していたので、狙い通りになって嬉しいです。

ーーPC館の方はいかがでしょうか?

桃井さん:PC館は1号館のため、まだまだ認知が足りないと感じています。お試しで持ってきていただく方が多い印象です。これから認知をあげて、どんどん買取を増やしていきたいです!

ぜひ皆さまにお持ちいただきたいのは、このお店の主要になるだろうノートパソコンです。売り場も、初心者向け・ハイスペックなものなど各ユーザー向けにコーナーを作っております。また、Apple製品はここ最近の新店にはないくらい集まってきています。こちらも買取をお待ちしています。

ーーぜひお持ち込みいただきたいですね。珍しい商品で言うと、古いApple製品もありましたね。
桃井さん:はい、昔のAppleのパソコンなど持ち込みが結構あります。「◯年前のパソコンだけど大丈夫?」とお問い合わせいただくのですが「全然大丈夫です!」と即答しております。

いわゆるレトロパソコンは流行していて、価格が高騰しています。昔のパソコンでしか遊べないゲームに使うなどの理由で、需要が高まっているようです。

※追記:買取オープン期間を終え、グランドオープンした時の様子

悪天候にもかかわらず、約80名の方に並んでいただきました!

ゼロからのスタート。新業態立ち上げならではの苦労があった中、今後の展望とは

ーーPC館は新業態と言うことですが、一番苦労したことは何ですか?

桃井さん:全部です!

山中さん:一号店ってなんでも大変ですよね。私も工具館の一号店立ち上げしたので、お気持ち分かります…。

桃井さん:「ぜひ私に一号店をやらせてください」と、社長に直接電話をかけてお願いして店長になりました。ゼロからのスタートなので、正直何が正解なのかわからない。手探り状態の時はとても大変でした。

山中さんは新業態店舗(工具館)立ち上げ経験者なので、よく相談をさせていもらいました。たくさん助けてもらいながら、なんとか乗り越えたという感じです。山中店長がいなければ、私はここにいません

山中さん:嬉しいお言葉ありがとうございます。PC館は満を辞してのオープンなので、たくさんの方々の意見や想いが詰まっていますよね。あとはお客様に来ていただいて、こだわりを実感いただきたいですね。

ーー良い関係ですね!具体的にはどんな方に来ていただきたいですか?

桃井さん:PC館は、幅広いニーズの方、全くパソコンがわからない方も歓迎です。分からないことは全部聞いていただければと思います。

今では小学校でタブレットを使用していたりしますよね。そのため、現状 買取に関しては本当に多様な方がいらっしゃいます。お子様の初めてのパソコンをここで買っていただく、というのもいいかもしれませんね。

山中さん:先ほどもアクセスがいいとお話しましたが、この店舗は他の工具館の店舗と比べて、一番来やすい場所にあると思っています。そのため、今まで工具館を知らなかった人にも来ていただきたいな、と思っています。

地域柄なのか、夕方以降、高校生が来店してくださることもあります。この前は、男子高校生3人組が来店して、PCだけでなく、工具の方も見てくれました!将来有望です!

ーー最後に、今後どういうお店にしていきたいか意気込みを教えてください。

桃井さん:PC館のコンセプトは「お子様から年配の方まで幅広いニーズに対応したパソコン店を作りたい」ということ。そのため、専門的なことが分からない方でも、気軽に来てお話ができる、そんなお客様に寄り添ったお店にしていきたいです。

山中さん:工具館は「一番小さいお店。小さいけれど、濃密」というのがコンセプトです。コンビニの跡地くらいの大きさです。この大きさで成功して、モデル店舗となり、ノウハウを広げていきたいと思っています。

▼ハードオフPC館新潟小新店の詳細はこちら
公式サイト:https://www.hardoff.co.jp/shop/detail/?p=114001
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▼ハードオフ工具館新潟小新店の詳細はこちら
公式サイト:https://www.hardoff.co.jp/shop/detail/?p=113006
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取材日:2023年10月19日