COLUMN
車と自転車のカスタム天国!パーツの品揃えも豊富なガレージオフの魅力を探る!新潟女池店・樋口店長にインタビュー
2024年09月30日
店長・スタッフインタビュー
ハードオフグループの中で、縁の下の力持ちのような存在であるというガレージオフ。
車だけでなく自転車の部品まで、多彩な品揃えが魅力の「ガレージオフ新潟女池店」は、ガレージオフの中でも最大級の店舗になるそうです!端から端まで一面に展示されたタイヤはまさに圧巻です。
今回は、そんな新潟女池店で働く樋口店長に突撃インタビュー!こだわりのディスプレイや今までにあったとんでも商品まで?!じっくりお話を聞かせてもらいました。
ガレージオフにまだ行ったことないという人も、ぜひ最後まで読んでみてください!明日には立ち寄りたくなるかも?!
▼ガレージオフ新潟女池店について詳しくはこちら
https://www.hardoff.co.jp/shop/detail/?p=105006
樋口店長、本日はよろしくお願いいたします!
ガレージオフ新潟女池店・樋口店長
工業高校出身で前職は鉄道会社に勤務。メンテナンスや整備の仕事に従事するも接客業を希望。学生時代にアルバイトをしていたオフハウス柏崎店での楽しかった接客経験を思い出し、2019年7月にハードオフに中途入社。元来の車好きが高じてガレージオフ新潟女池店に着任。2年後の2021年にガレージオフ長岡古正寺西店に異動。その後 ガレージオフ新潟女池店に戻り、2023年に店長に就任する。車への造詣が深く、ハードオフグループの中でもお客様との接客が多い業態の中で、お客様のご要望に応えられるよう常に情報のアップデートに勤めている。
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◼️目次
タイヤ選びの新常識?!メーカーだけじゃない!タイヤの状態まで選べる豊富なラインナップ
ーーまずガレージオフがどんなお店なのか、詳しく教えてください。
ガレージオフは、カー用品を専門とした買取と販売を行うお店です。
ガレージと言うだけあって、タイヤ、ホイール、カーオーディオ、あと工具や自転車なんかも扱っています。
ーーガレージオフならではの強みは何ですか?
そうですね、そもそも車が生活になくてはならない存在となっている中で、その車の消耗品であるタイヤという商品は、ガレージオフのメイン商材となっています。
近年そのタイヤの値上がりがすごく進んでいるんです。ここ2、3年でもう10%前後の値上がりをしています。
ーーそんなに値上がりしているんですね…!
この値上がりの中で、中古販売におけるタイヤという商品の需要が高まっていることを感じています。そこでお客様のニーズに応える多様なタイヤを取り揃えていることが、強みと言えます。
ーー例えば、どんなタイヤを探しているお客様が多いのでしょうか?
もちろん車をアップグレードする目的の方もいらっしゃいますが、例えば「あとちょっとで車検で、今回の車検で最後にする予定なんだ」という方や「1本パンクしたから安いのでいいんだけど何かないか」という方もいらっしゃいます。必ずしも状態のいいタイヤをお客様全員が求めているかと言ったら、意外とそうではないこともあるんです。
ーーお客様の目的によって求めているものが異なるんですね。
なので買取の際は、タイヤの状態にも気を配っています。
タイヤの状態で車検が通る通らない、ということもありますし、すり減りすぎてブレーキが効きにくかったり、お客様の安全に支障をきたすようなレベルのものは買取らないですし販売もしていません。ですが…
ーータイヤの溝が少ないからといって買い取らない訳ではない…?
そうなんです!溝の具合を見て、まだ大丈夫だと判断したものを買い取って販売しています。
溝が少ないものに関してはお値段も少し下げて、例えば「今シーズンいっぱいが目安です」など説明も入れながら販売しています。
ーー販売しているタイヤの状態にもバリエーションがあるんですね。
そうですね、メーカーの幅だけでなくタイヤの状態にも豊富な種類があることもガレージオフの魅力だと思います。古くなるとタイヤも固くなりますし、1つ1つのコンディションをしっかりチェックしながら買取業務も行っています。
改造ブームから誕生!ガレージオフの成り立ち
ーーガレージオフの成り立ちについて教えてください。
1番最初にできたのは、2002年の新潟近江店になります。
1990年代には、みんなが車をいじったりする改造ブームがありました。車の車高を落としたり、ホイールをギラギラな感じにしたりするドレスアップパーツ(GTパーツ)などが流行っていたんです。当時、ハードオフ業態の中ではまだドレスアップパーツなどの商材は扱ってないよね、というところからガレージオフは誕生しました。
ーーその時の流行に乗ったのですね!
そうなんです。でも当初はパーツのみの販売で、今の主力商品でもあるタイヤは、売り場の3分の1くらいしかありませんでした。そこから少しずつ店舗数も増えていきました。
ーーハードオフグループの中ではどういうポジションのお店になるのでしょうか?
ガレージオフは、ハードオフグループの中でも店舗数はあまり多くありません。
ですが、車をよく利用する地方のお客様には便利な店舗だと思います。お客様がタイヤを替える春の4月と冬の11月には買取や販売の数が大きく高まります。
ーー年に2回の繁忙期があるんですね。
そうなんです。シーズンごとに強みがあることで、縁の下の力持ち的なポジションでハードオフグループを支えているように思います。
ーー店舗数は少なくてもグループを下からどっしり支える…カッコいいですね!
ありがとうございます!繁忙期シーズンになると、従業員一同気合いを入れてお店を盛り上げていく準備をしていきます。
ーー具体的にはどんなことをしているのでしょうか?
お店のどの場所に、どうやってタイヤを置けば見やすくなるかというレイアウトを意識しています。特に「ガレージオフ新潟女池店」のお客様だとファミリー層が多かったりするので、軽自動車用の商品を入口周りに置いたりしているんです。お客さんが来店した時にすぐ自分の車のタイヤがある、と気づいてもらえるようにすることを心掛けています。
ーー今日も入ってすぐに入口がお洒落だなと思いました!ピンクのネオンサインがすごく目を惹いて…
気付いてくださって嬉しいです!
入口は、こだわってディスプレイしている推し空間の1つです。
需要の高い軽自動車用のタイヤも置いているので、すぐにお客様の目に留まるようにと工夫しています。
ーー他にもなにか特徴があったりしますか?
あとはハードオフグループの中でも、特にお客様と関わる機会が多い業態になると思います。一度声をかけていただくと30分以上お話ししていることが多いです。
ーー30分以上もですか!これください、はいどうぞ、では終わらないんですね。
そうなんです。例えばお客様が「このデザインが好きだからこれが欲しい」と仰っても、お持ちの車に合わない場合もあったりするんです。車検証を拝見したりしながら、実際に合う合わないというところを確認して、ご購入いただくまでしっかりサポートしています。
ーー確かに、自分の車のタイヤのサイズって意外と分からないかもです…
自分の車に合うタイヤがどれなのか分からない、というお客様は実は意外とたくさんいらっしゃいますので、お客様のご予算にあった商品をご提案したりもしています。
ーーそうすると従業員の皆さんは車に詳しいのでしょうか?
もちろんもともと車が好きで、車に詳しいスタッフさんもいますが、入社時点ではそこまで知識が豊富でないスタッフさんもいます。どのスタッフさんも、それぞれに勉強してお客様の期待に応えられるように日々努力しています!
ーーハードオフといえばジャンク品!というイメージですが、ガレージオフのジャンク品はどんな商品になるのでしょうか?
例えば、タイヤ1本のみの販売などがあります。1本だけで需要があるの?と思われますが、例えば「スペア用にどうぞ」といった感じでジャンク品として並べています。
他には音飛びするようなCDデッキとか、CDが読み込めないカーナビだとか…
ーー使えなくなったCDデッキ…お客様はどのように利用されるのでしょうか?
パーツ自体の部品取りという方もいらっしゃいますし、 例えばCDを読み込めなかったとしてもAUX端子やBluetoothはついているのでそっちで音楽を聞いたりする方もいらっしゃって、目的や用途は人それぞれなように思います。ジャンク品は結構人気があったりするんですよ。
ーーそうなのですね!そうしたら壊れているからと諦めずに一度査定をお願いしてみるのもアリですね。
もちろんです!音飛びするものでも全部しっかりチェックしますので、いつでも持ち込みウェルカムです!ジャンク品はやはりハードオフの文化でもあるので、次のお客様へと渡っていくきっかけになれると嬉しいです。
カスタムも自由自在?!タイヤ交換にも対応可能な充実したサービスの魅力
ーー次は、「ガレージオフ新潟女池店」の特徴を教えてください。
まずガレージオフの中でも、最大級の店舗になるということです。売り場面積も172坪ほどありかなり広いので、タイヤの品数もとても豊富に取り揃えています。
ーー確かに、店内にかなりの数のタイヤがあって圧巻の眺めでした!
あとはタイヤ以外にも自転車にも力を入れています。アクリルケースに部品をずらっと並べて展示したり、今だと1台20万円近くする高級ロードバイクも多数取り揃えています。
ーー車に自転車にと豊富な品揃えが魅力なのですね!
そうですね、色んな選択肢があるのでお客様にも楽しんでいただけると思います。
あと当店は外にカーポートがあるので、タイヤの取り付け作業も対応できる店舗になります。取り付け作業は一部店舗のみで対応しているサービスになるので、これも大きな特徴の1つになるかと思います。
ーータイヤの取り付けまでしてもらえると助かる、というお客様も多そうです。
例えば、車の内部まで作業するとなると整備士の資格が必要になってきます。ですが、タイヤの取り付けは一般のお客様でも自分で取り付けたりできるものですよね。特別な資格を必要としない範囲内での対応にはなりますが、多くのお客様に喜んでいただけていると思います。
ーー「ガレージオフ新潟女池店」のイチ推しコーナーを教えてください。
自転車とホイール、それぞれのコーナーです。
まず自転車についてですが、本体だけではなく細かいパーツを部品ごとにケースに並べて販売しています。今まではパーツ売りはあまりしていなかったのですが、最近は自転車を買い取った際にフレームに付属している各パーツも外せるものは外して販売しています。
ーー車だけでなく、自転車もパーツ売りをしているのですね。
そうなんです。フレーム単体でも販売しているので、お客様がフレームを買ってパーツも買えば、1からの組み立てができるようになっています。
またパーツも豊富に取り揃えていますので、自分の車体に合ったパーツを取り付けてカスタムをすることも可能です。
ーー車だけでなく自転車も…!自分好みにカスタムするのは、とても楽しそうです。
新潟市は道路が整備されているので、自転車を楽しんでいる方はたくさんいらっしゃるんですよ。
お客様にもさらに楽しみながら選んでいただけるように、パーツを入れたケースをライトアップもしてワクワク感を演出しています。笑
ーーホイールコーナーに関してはどうでしょうか?
ホイールコーナーは、いいブランドが充実してるのが推しポイントです。鍛造ホイールで人気のBBSとか、今ではもう販売していない、絶版になっているようなレトロで珍しいホイールも取り揃えています。
ーー新しいものだけじゃなくて、レトロな商品も人気がありそうです。
人気ありますね!今ではもう全然手に入らないような貴重なものや色んなデザインのものがありますので、 見るだけでも楽しめる売り場になっていると思います。
ーー次は樋口店長の得意分野も教えてください。
タイヤにホイール、それからカーナビが得意ですね。
ーーそれはどうやって詳しくなったのでしょうか?
とにかく場数を踏むことですね。
ディーラーさんとかも使う、マッチングガイド表っていう業界が出してる表があるんです。この車はこのサイズがあります、という情報が載っているガイド表ですね。それを見ながら1回1回しっかり調べて、この年式のこの車はこのサイズっていうのを、もう何百回、何千回とやるんです。 それで覚えていきましたし、最初の頃は、自分でエクセルでまとめた表を印刷してポケットに忍ばせてました。笑
ーーえぇ!?まさかの自作の表まで…
お客様に聞かれたらサッと確認して答えられるように準備をしていました!
マッチングガイド表も毎年更新されるものなので、その度に自分の中の情報もアップデートしています。
ーー確かに、新しい車や新しいタイヤが毎年どんどん出ていますよね。
なので次の新しい車のサイズがわからない、とならないように最新のマッチングガイド表はなくてはならない存在です。特にタイヤやホイールは車に取り付けるものなので、もし車に合わないものを取り付けてしまって走行中にタイヤが外れて事故…となってしまうと、それこそ本当に取り返しがつかなくなってしまう可能性があります。
ーーそう考えるとすごく怖いですね…
当時は私も恐る恐る仕事をしてました。笑
今はプロとして、命に関わる商材を販売してるという緊張感を常に持つようにしています。
大変だけどやりがいも満載!緊急対応からお客様の夢を叶えるまで!
ーーガレージオフで働いていて、大変なことはありますか?
1番大変なのは、シーズンが変わった時のタイヤの入れ替えの作業です。
売り場を総入れ替えするので、大体500セットくらいのタイヤを倉庫から売り場へと何百往復もして入れ替えています。
ーー500セットですか?!ものすごい量ですね…
タイヤは1セット4本なので、約2,000本にもなるんです。この大移動が、春と夏の年2回やってきます。これがなかなか大変な作業の1つです。
ーー聞いているだけで震えます…他にも何かあったりしますか?
あとはタイヤがパンクして走れなくなったお客様が、助けて欲しいと店舗に駆け込んでくることも結構あるんです。
ーーそんな緊急案件が飛び込んで来るんですね…!
やっとのことで店舗の駐車場に入って来たお客様を見ると、私たちも助けてあげたくなるんです。丁度いいタイヤがあれば販売するのですが「とりあえず家まで帰れればいいから」と仰るお客様もいらっしゃるので、ちょっと古くなっていてもまだギリギリ走れるようなタイヤと取り替えたり…というような突発的な対応も臨機応変に行っています。
ーーそれでは逆に、嬉しかったことや楽しかったことを教えてください。
以前、ある自転車が欲しくて、毎週店舗まで見に来てくださるお客様がいらっしゃいました。20万円以上するトレックの高級ロードバイクだったんですけど、もう毎週毎週見に来てくださっていて。それが3~4回くらい続いたのですが…
ーー約1か月もですか?!かなり悩まれていたのですね…
そうなんです。駐車場で試乗してみては、やっぱり欲しいな~とずい分悩んでいらっしゃる様子だったのですが、ある時ついに奥様の許可も得たということで、購入して行かれました。
ーーおめでとうございます!念願の自転車をついに…!
なんですけど…すぐにまたお客様が来店されたんです。一体どうしたのかと思ったら…購入したロードバイクがものすごく良かったのでさらに良いものに乗りたくなったと…もうワンランク上のロードバイクを購入されていきました。
ーーえぇ!立て続けに2台も…
前に購入されたものは、お売りいただいたんです。当店に返ってきた感じですね。笑
購入してすぐだったこともあり、以前のものは下取りというかたちで特別に対応しました。お客様も、これにずっと乗り続けるんだ!とものすごく喜んでくださっていたのが印象的でした。
ーー売れてからまた戻ってくるというサイクルもあるんですね。
そうですね。売れて、戻ってきて、またさらに次の方に受け継がれて…という循環は私たちとしても嬉しい商品のサイクルです。お客様が喜んでくださることも、すごく嬉しいことですし。
ーーいい循環が生まれているんですね!今まで樋口店長が出会った中で、印象に残っている商品はありますか?
とても印象に残っているものがあります。笑
3、4ヶ月ぐらい前に出張買い取りで、とある工場に行って売っていただいたのが、荷物を搬出する時に使っていた4輪バギーでした。
※画像はイメージです
重量もあって、元値は何十万もするようなものだったのですが、実際に買い取ってみたらオイル漏れしていて…売り出すには少し危ないかもしれないと思って心配していたんです。
そこに「これ欲しいな」と仰ってくださるお客様がいらっしゃって…
ーーオイル漏れしてても…ですか?!
実は車関係で働いているお客様だったんです。オイル漏れしていることもしっかりお伝えしたのですが、自分で直せるから大丈夫だと仰ってくれて…子どもを乗せて海で走りたい!と夢を語ってくれました。
ーーアトラクションのようで、お子さんは確かに大はしゃぎしそうです…!
引取日にはお客様も2トントラックを借りてきてくれて、4人がかりで一気に押してなんとか積み込みました。お客様はものすごく喜んでくださっていて、とても印象に残っています。
ーーガレージオフの商品が、色んなかたちでお客様の生活を豊かにしているのですね!ほっこりするエピソードを教えていただき、ありがとうございます。
ガレージオフならではのサービスを!今後の展望は
ーー「ガレージオフ新潟女池店」を今後どんな店舗にしていきたいですか?
車関係のお店となると、車好きな人やお父さんが来るようなイメージがあると思います。ですが車の部品だけでなく子ども用の自転車などもありますし、ファミリーの方や学生さんなんかにもコンビニ感覚でふらっと立ち寄って楽しんでいただきたいという想いがあります。
ーー子ども用の自転車や学生さんなどが乗るシティサイクルもたくさん売り場に並んでいましたね。
そうなんです。商品の品揃えが豊富なので、老若男女関係なく楽しんでいただけると思います!タイヤに関しても、お客様のプランや予算に合ったご提案をして、お客様にしっかり寄り添えるような店舗を目指していきたいと思ってます。
ーー最後に、ガレージオフ新潟女池店を訪れる方々へ、メッセージをお願いいたします!
新潟県でタイヤを販売しているお店はたくさんあるのですが、その中でタイヤ1本だけ欲しいという要望にもお応えできるのはガレージオフならではの強みです。独自のサービスで、お客様に安心して店舗をご利用いただけるように努めています。
販売でも買取でも、お客様のご来店を心よりお待ちしております!
▼ガレージオフ新潟女池店について詳しくはこちら
公式サイト:https://www.hardoff.co.jp/shop/detail/?p=105006
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取材日:2024年9月5日