COLUMN

お酒好き必見なお酒のリユースショップ!リカーオフの挑戦と未来を武蔵小山パルム店・牧田店長に聞いてみた

ハードオフグループの中で、唯一無二の魅力を放つリカーオフ。2013年7月にグループ初のお酒のリユースショップとして誕生しました。
現在はワインを中心に、多彩なお酒が揃うリカーオフですが、立ち上げ当初は順風満帆というわけにはいかず…?!

今回は、そんなリカーオフのすべての店舗で立ち上げから関わってきた牧田店長にインタビュー!ソムリエとして長く酒類業界に携わってきた牧田店長のお酒LOVERっぷりが炸裂します。リカーオフを楽しむコツから、高級ワインのおもしろエピソードまで!ぜひ最後まで読んでみてください。

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牧田店長、本日はよろしくお願いいたします!

リカーオフ武蔵小山パルム店・牧田店長(リカーオフ高円寺純情商店街店・リカーオフ吉祥寺店の店長も兼任)
陸上自衛隊や松下電子の半導体工場で勤務していたが、ワインに興味を持ち始め、思い切って酒類業界へと飛び込む。長野のマスターソムリエがいる問屋で18年間お酒の修行をしたのち、個人のお客様に直接いいお酒を届けたいとの想いから東京の高級スーパーに転職。ハードオフグループでお酒の買取を始めるという求人を見かけ、興味を持つ。ハードオフではリカーオフ第1号店の高円寺純情商店街店の立ち上げから、ほぼすべてのリカーオフ店舗の立ち上げに携わる。ソムリエ有資格者。

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グループでも異色のお酒の買い取り店!リカーオフとはどんなお店?

ーーまず、リカーオフがどんなお店なのか教えてください。

リカーオフは、ワインや日本酒、ブランデーなどお酒の中古品を扱う店舗になります。ハードオフグループの中では、食品を取り扱っている唯一の業態です。

ーーお酒の中古販売は珍しい気がします。どういったところからリカーオフは始まったのでしょうか?

ハードオフコーポレーションの山本会長が、お中元やお歳暮でいただいたお酒を見ながら思い付いたと聞いています。いただいたお酒は量が多く、どうしても消費しきれないものが出てきます。これをただ廃棄してしまうのはもったいないという思いから始まったようです。

ーー廃棄する前に売れないかと考えたわけですね。

そうだと思います。ですがグループ内でも食品の買い取りは初の試みでしたし、社内でも最初は反対の声があがりました。

ーー立ち上げには壁もあったのですね。

しかし山本会長は、だからこそ勝機があると考えたようです。世の中の10人に1人は社長と言われていますから、自分と同じようにお酒を余らせている人はたくさんいるのではないか?と。そして社内からも反対の声が上がったように、参入障壁があるからこそ、我々がやる意味があるのではと。

商品不足から大盛況へ!リカーオフ第1号店オープン秘話

ーーリカーオフ第1号店「リカーオフ高円寺純情商店街店」を立ち上げた時の様子を教えてください。

実は…最初はお酒が全然集まりませんでした。お店のオープンが迫っていても商品の棚が全然埋まらずどうしようかと考えていたほどで…

ーー商品が集まらないのは大ピンチですね。

そうなんです。なので新品のお酒も仕入れていいでしょうかと、当時常務だった山本社長にお伺いを立てたこともあります。ですが、「お客様が求めているものはリユース品だからリユース品で構成してください」と言われてしまいました。

ーーそれではオープンまでにどうやってお酒を集めたのでしょうか?

全国のフランチャイズ加盟の方たち含め、ハードオフグループ店舗の方々から飲まないお酒を売ってもらっりして、何とかお店をスタートすることができました。やはり何でも「1号店」の立ち上げというのは難しく、なんとかグループで一丸となりお店をオープンした形ですね。

ーーそんなにギリギリの攻防だったのですね。

はい。そして実際にお店がオープンすると、お客様はリユース品のみをお買い求めになり、店頭に並んだリユース品はどんどん売れていきました。当時は、リユース品で構成しなさいと言われたことにあまり納得できていませんでした。 どうして新品ではダメなんだろうという思いがあったことも事実です。ですが蓋を開けてみれば、お客様はリユース品のみをお買い求めになっていく。それを見た時に初めて、山本社長が仰っていたことはこういうことなのかと納得できました。

ーー波乱万丈のスタートだったのですね。他にもなにか大変だったことはありますか?

2013年7月に無事オープンしてからは、穏やかに営業をしていたのですが、そこからある出来事をきっかけに一気に忙しくなりました。買取で半年もお待たせしてしまうほどに、急激に忙しくなったんです。

ーーそのきっかけとはなんでしょうか?

2013年10月1日に「ガイアの夜明け」というテレビ番組で特集されたことです。当時はまだ珍しかったお酒のリユースショップがオープンしたという放送内容でした。

ーーTV番組の影響だったのですね!

放送日の翌日、朝8時に出勤すると、開店1時間半前なのにもう電話が鳴っていました。こんなに早くから何だろうと思って電話に出ると「ガイの夜明けを見たので、お酒を買い取りに来てください」というお客様からの依頼でした。終話すると、またすぐに次の買取依頼の電話が鳴って…こんな調子が約半年ほど続きました。

ーーオープンの時とは真逆で、電話が鳴り止まないほどの大盛況になったのですね。

そうなんです。夜中の12時までスタッフに残ってもらって、買い取った商品を店頭に並べるという作業も行っていましたね。買い取りのご依頼から半年もお待たせしてしまうこともあり、ようやく半年後に出張買取に伺う時には、「いつまで待たせるんだ」とお叱りを受けるのではとドキドキしました。お客様から「待ってたよ、ありがとう」と言っていただいた時は心底ホッとしました。

ーーTVに出たことで、お酒のリユース品の認知が一気に広まったのでしょうか?

それもあると思います。そして山本会長がおっしゃる通り、眠ってるお酒が世の中にはたくさんあったということでもあると思います。

ーー山本会長の先見の明がすばらしいです!お店の知名度も上がって買取依頼も増えて…そこからリカーオフは店舗数を増やしていったのですか?

そうですね、まずは2号店として「武蔵小山パルム店」がオープンしました。3号店は「吉祥寺店」になります。そこから徐々に店舗数は増えていきました。

ーーリカーオフの今後にも期待しています!

お酒のプロに教わる?!お酒の保存法や料理の提案までアドバイスが満載!お客様が学べるお店へ

ーーリカーオフにはたくさんの種類のお酒がありますが、牧田店長の得意分野は何でしょうか?

ソムリエとして働いていた期間が長いので、やはり1番得意なのはワインです。

そして世界中で最も安い価格で、世界の頂点を体験できるのはワインではないかと考えています。例えばシャガールの絵画を買おうとすると何千万円という価格になりますよね。でも「ワインの女王」とも称されるボルドーワインの一種シャトー・マルゴーであれば、その年の1番いいものが10万円ほどで手に入ります。ワインに関しては、私たちでも世界の超一流を体験することができるんです。

ーーそう考えると確かに…世界の頂点を体験できるって興味深いです。

すごくおもしろいですよね!だから私の興味はワインにあるんです。

あとは、食文化の中で世界の共通言語にもなり得ると思うので、会話の糸口の1つとしてもワインはお勧めです。

ーーリカーオフで働くスタッフのみなさんもお酒に詳しいのでしょうか?

お酒好きが多いのは間違いないです。笑

いいお酒が入ってきたら、スタッフみんなでワクワクしてますね。 自分たちで買いたいとも思うのですが、常連さんが来店されると「いいの入りましたよ」とついお勧めしてしまいます。

ーー自分で味わいたい気持ちを抑えて、お勧めするんですね。

馴染みになってくださるお客様に喜んでいただきたいので。そういう気持ちを持ったスタッフが集まっています。

ーーリカーオフのスタッフさんたちも、ソムリエやワインアドバイザーの資格を持っているのでしょうか?

基本的には、各店舗に資格者を配置するようにしています。ですが今現在は「リカーオフ八王子大和田店」に配置できておりません。資格を持っている方を募集中です。笑

ーーまさかの募集中だったのですね。もし興味のある方がいらっしゃいましたらぜひ!

「八王子大和田店」に資格者はおりませんが、私や他の店舗のソムリエたちが確認や情報提供しているので、お店のクオリティとしては他の店舗と同じ状態を保っています

ーーリカーオフならではの特徴はありますか?

お客様の口に入るものですので、厳しい判断基準を設けています。例えば、大吟醸や純米吟醸など高級な日本酒でも、製造年月日から半年以内のものしか買い取らないようにしています。

ーーお客様が安心して購入できるように、買取基準がしっかり決まっているのですね。

そうなんです。またどんな環境や温度で保管されていたかによって、お酒の品質の劣化のスピードは変わってくるので、そこを見極めるようにしてます。 基本的には澱(おり)の出方を参考にしてます。

ーー澱ってワインの中で沈殿していたり浮いていたりするものですよね?

正確には、ワインの成分が結晶化したものになります。この澱は冷たいところで保存されていると粒が大きくなるんです。反対に暖かいところで保管されていると、澱の状態がすごく細やかになります。この澱の状態を見れば、どれくらいの積算温度がお酒に加わっているのか予測できます

ーーそういったところを見て、買取判断をされているのですね。

そうです。なので売りに来ていただいたお客様にも、もしお値段がつかないようであれば、判断理由までしっかり説明するようにしています。

ーー理由まで説明してもらえると、お客様も納得できそうですね。

そうですね、そして今後はお客様自身で判断できるようになってほしいと思っています。ちょっと大袈裟ですけど…フードロスをなるべく減らして、食文化に貢献したいと常々考えているんです。飲めなくなってしまって捨てられるお酒がたくさんある中で、少しでもお酒をいい状態で消費してもらいたい。そのためには所有してる人が知識をつけることが大切だと思っています。

ーーなるほど…確かにお客様自身に知識があれば、劣化する前に美味しく飲めそうです。

その判断をできることがとても大切です。このお酒はリカーオフに持って行けば売れそうだな、とか、劣化する前に早めに料理に使ってしまおう、など…次回からお客様自身で判断できるように、しっかり情報をお伝えすることを心掛けています。これはリカーオフの特徴の1つと言えると思います。

ーーお客様もお酒について学べるお店なのですね。

そうなれることを目指しています。例えばなのですが、冷たい温度で醸造しているお酒を、醸造した時の温度よりも高い環境で保管すると急速に品質は劣化していきます。なので「何度くらいで保管すれば美味しさが長持ちしますよ」とお伝えしたり、料理にするなら簡単なアサリの酒蒸しをよくお勧めしています。

ーー料理のご提案までしていただけるなんて心強いです。

ありがとうございます。こういった接客もしておりますので、来店の際は、ぜひお気軽にスタッフに話しかけてみてください。

買取7割、販売2割のこだわり!リカーオフの接客とユニークなお酒の提案方法とは?!

ーーお勧めのお酒の提案などもしていただけるのでしょうか。

もちろんです。その時の体調や気温で、どんなお酒を美味しいと感じて、どんなお酒を飲みづらいと感じるのかは異なってきます。なるべくお客様に喜んでいただけるように、ヒアリングをしながらご提案しています。

ーー具体的にどんなことを聞いているのですか?

これは提案の方向性を決める、私なりの3つのポイントになるのですが、お客様の靴と、 靴下と、どんな車に乗っているのかを確認しています。

ーーお酒とは全然関係のないポイントのようですが、この3つでどんなことが分かるのでしょうか?

まず靴は、その方のスタンスが分かります。綺麗に履いているのか、少し汚れているのか、長く履いているけれどきちんと手入れをしてあるのか…意外といろんな情報が見えてきます。

車には完全に趣味が出ますよね。アウトドア系なのか、スポーツが好きなのか、それとも軽自動車のように機能性を重視しているのかなど…ちょっとした情報でご提案がしやすくなります。

ーー靴下では一体どんな情報が分かるのですか?

靴下では、ご提案する価格帯を決めています。靴と車にはお金をかける方ってたくさんいらっしゃるのですが、靴下は意外とそこまでお金をかけている方は少ないと思うんです。なので靴下まで気を使っている方であれば、それなりの価格のものを勧めてみようとなります。

ーー靴下まで見られているとは…気が抜けないなと思いました…

雑談の中でお伺いしていることなので、そんなに気負わずに普段通りで来店してください。笑

知り得た情報から大体2~3本のお酒をご提案して、最終的にはお客様に選んでいただくようにしています。こうした接客を通して、販売に力を入れていることも実はリカーオフの特徴の1つになります。

ーー販売に力を入れているというのは、具体的にどういうことなのでしょうか?

ハードオフグループでは「買取:5、生産:4、販売:1」という力の割合を決めているんです。商品を買い取ることに5割の力を使って、買い取った商品をきれいにして製品化する生産という工程に4割、販売には1割の力を使う、という構成なのですが、リカーオフは「買取:7、生産:1、販売:2」という割合になっています。

ーーリカーオフだけ力の入れ方の比率が違うのですね。

そうなんです。買っていただいたお酒はお客様の元で消費されるので、戻ってくるということがありません。レコードプレイヤーなどと違って、新しいものに買い換えたので古いものを売ります、ということがないです。なので買取に7割の力を使っています

ーー全体の7割の力が買取というのは、すごいですね。

買取はもちろんどの業態でも力を入れていますが、より一層力を入れていかなければならないのがリカーオフです。ハードオフもオフハウスも他の業態も、販売の際には中古品だということで商品の状態を丁寧に説明しています。ただリカーオフは中古品かつ食品を販売しているので、お客様に安心して購入していただくための説明がより重要になってきます。

ーーなので販売に2割の力を使っているのですね。

そうなんです。常温で保存していたものは飲みたくないよ、なんて言われることも稀にあります。お客様のその不安を取り除いてあげるために、丁寧な接客と販売を心掛けています。

お酒の魅力を伝える喜び!やりがいを感じる瞬間とリカーオフを最大限楽しむコツ

ーー今まで買い取った商品の中で印象に残っているものはありますか?

印象に残っているのは、やはり金額の高い商品です。 

フランスのブルゴーニュ地方のロマネコンティというお酒の1985年ものを、200万円の売価でお店に並べていたことがありました。高価な商品にはなりますが、それを購入してくださったお客様がいたことはとても嬉しかったですね。

ーー200万円のワイン!購入される方がいらっしゃったのですね。

他にも、お酒を学んでいる時の師匠がリカーオフにワインを売りに来てくれたことがありました。師匠は、世界で1番おいしい辛口白ワインはドメーヌ・ルフレーヴのモンラッシェという畑で採れたぶとうを使ったワインだと言っていたのですが、持って来てくれたのはその最高傑作と言われている1992年のワインだったんです。

ーー師匠お勧めの世界で1番美味しいワイン…どんな味なのか気になります。

私も何度か飲ませていただいたのですが、とても美味しいんです。人生の最後の1杯に選びたいくらい極上のワインです。そんな最高のワインですから、一般の方ではすぐに手が出ないくらいの売価で「吉祥寺店」の店頭に並べていたのですが…中国の方がお買い上げされていきました。

ーーそんな高額のワインも…

もし売れ残ったら自分で買いたいと思っていたので、実は売れてしまって少しショックでした。笑

師匠が最高級のワインを売りに来てくれたことと合わせて、すごく記憶に残っている商品です。

ーーリカーオフで働いていて、やりがいを感じるのはどういう時ですか?

お客様にお酒の価値を正しく理解していただいた時に、やりがいを感じます。

例えば、先代が所有していたけれど自分たちは飲まないので…とお酒の買取依頼にいらっしゃるお客様がいます。その方たちには「先代がお持ちになっていたお酒は大変いいものですよ」とお酒の価値をきちんと説明をするようにしています。

ーーお酒は、興味がないとどのくらいの価値があるのか分かり難いですよね。

大抵の方はそうだと思います。そこで説明を聞いて、改めて先代の方たちのすごさを実感している姿を見ると、胸に迫るものがあります。

過去にお持ちいただいたお酒で、もう滅多に出回らないような珍しいものがありました。とても貴重なものになるので「思い出としてこのままお持ちになられたほうがいいと思います」とアドバイスをしたこともあります。

ーー買い取るだけがすべてではないのですね。

お店としては喉から手が出るほど欲しかったのですが。笑

おそらく先代が大切にされていたお酒であると思いますし、お持ちいただいたお客様に味わっていただくのもいいのではないかと思いました。

ーー1つのお酒の中に、すてきな物語性を感じます。

お酒単体でなく、その背景も見えるとより価値を感じることができると思います。

例えばピカソの絵を見ても、パッと見て芸術性を理解することは少し難しいと思うんです。ただ彼が生きてきた文化背景を学んで、こういう理由でこの絵画が誕生したんだというストーリーも踏まえて見ると感動するのではないかと思います。これはお酒も一緒なんです。

ある程度の基礎知識を知ってから飲んでいただくと、より一層その味を堪能できると思います。そういったところをお客様にもぜひ体験していただきたいですね。

ーーやっぱりリカーオフはお客様にとって学びのある店舗なのですね。

ありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです。

ーー牧田店長がお勧めするリカーオフの活用方法はありますか?

珍しいお酒なども揃えていますので、お酒好きな方は見に来るだけでも楽しんでいただけると思います。お酒好きのスタッフたちが欲しがるようなお酒もたくさんありますし、実は私自身もチャンスがあればお客さんとして購入しています。笑

ーーえぇ!牧田店長もまさかのお客さんに…

欲しいと思う商品がたくさんあるんですよ!

もちろんお客様優先なので、我々スタッフが購入できるものには制限があります。なので購入できるチャンスはあまりないのですが、それが歯がゆくなるくらい良い商品が揃っています

ーー他にもなにかありますか?

あとはスタッフを上手に活用していただくと、お客様にメリットがあると思います。

お酒には美味しく飲めるタイミングがあるので、例えばこのお酒は今がちょうど飲み頃だとか、こっちのお酒は今はまだ眠っているので飲み頃はもう少し先になるとか…スタッフにどんどん話しかけて、情報を引き出してほしいです。

ーースタッフの皆さんへのお声がけは全然OKなのでしょうか?

もちろんです。お酒好きなスタッフが多いので、みんな喜んで話してくれると思います。

ーーハードオフといえばジャンク品!ですが、リカーオフにもジャンク品はありますか?

お酒に関わる器系がジャンク品になるかと思います。デキャンタやワイングラスなどです。

あとは買取査定で飲めるかどうか判断が難しいラインのお酒を、本来の査定価格よりも安く買い取って料理酒として販売しているものも、ジャンク品になるかと思います。

ーー掘り出し甲斐のありそうな商品が揃っていそうですね!

実は以前、ドンペリという高級シャンパンをジャンク品で出したことがあります。コンディションを見るとかなり劣化していたので、ディスプレイ用として特別価格で販売していたのですが、購入されるお客様がいらっしゃいました。

ーー有名なお酒なので、インテリアとしても人気がありそうです。

私もそう考えてジャンク品にしていましたし、購入の際にもお客様にきちんとお酒の状態を説明していました。ですが翌日すぐに来店されて「昨日のお酒美味しかったよ」と満足そうに話してくださって…

ーーあ、飲まれたのですね…!

そんなこともありました。笑

リカーオフのジャンク品もいろんな商品が揃っていますので、お客様に楽しんでいただきながら掘り出し物を見つけてくださると嬉しいです。

量り売りから広がる新しいお酒体験!「リカーオフ武蔵小山パルム店」の魅力と今後の展望は

ーー「リカーオフ武蔵小山パルム店」の魅力を教えてください。

お店が大きく、とにかく品揃えが豊富なのでリカーオフの旗艦店と言える店舗です。

「武蔵小山パルム店」に一番在庫を確保しているので、リピートしたいお酒がある時に来ていただけると、もう一度購入していただける可能性が高いです。

ーー1号店である「高円寺純情商店街店」ではなく、「武蔵小山パルム店」が旗艦店になるのですね。

2号店である「武蔵小山パルム店」は、「高円寺純情商店街店」で学んだことをブラッシュアップしてオープンしたお店になりますので、旗艦店に相応しいと思います。立地もいいので、たくさんのお客様にご来店いただいている店舗です。

ーー「武蔵小山パルム店」で牧田店長のお勧めのコーナーはありますか。

ワインコーナーです。特にワインセラーの中には世界の頂点が何本も揃っていますので、見に来ていただく価値があると思います。

もちろん「武蔵小山パルム店」だけでなく、リカーオフのどの店舗でもワインセラーの中に素晴らしいワインが揃っていますので、お酒好きな方にはぜひ一度足を運んでもらえると嬉しいです。

ワインだけでなく日本酒もたくさんご用意していますので、日本酒好きな方もぜひ!

ーー「武蔵小山パルム店」を今後どのような店舗にしていきたいですか?

若い方がお酒の飲み方を学べる店舗になっていくといいなと思っています。

お酒を1本で購入することが難しくても、味見用として利用できる量り売りも行っているので、活用していただきたいですね。

ーー量り売りはどのお酒でも可能なのでしょうか?

基本的には蒸留酒で行っていて、焼酎やウイスキー、ブランデーなどになります。

これを100ミリの瓶に詰め替えて、300円~500円で販売しています。

ーー若い方でも手が出しやすいお値段ですね。

ちょっと味見をしてみたいというお客様からも、好評をいただいています。

ちょうど20歳を過ぎてお酒を飲めるようになった方々が、お酒という文化を体験するのにもちょうどいい量だと思いますので、ご活用いただけると嬉しいです。

ーー最後に、読んでくださっている皆さまへ、メッセージをお願いいたします!

そうですね…上から目線になってしまうかもしれませんが…笑

まず1つは、自分の尺度を持ってほしいということです。他の方が美味しいと言っていたから美味しいのではなく、自分の味覚を信じて自分が美味しいと思うものを楽しく飲んでいただきたいという想いがあります。

そして、ワインは世界共通の食文化ですので、海外に携わるような仕事をしている方はワインを知っているほうが得をします。興味を持っていただくのが早ければ早いほど、知識は深まっていきますので、ぜひワイン文化にどっぷり浸かって楽しんでいただきたいです。

ーーワイン愛がものすごく伝わるインタビューでした!牧田店長、どうもありがとうございました。

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取材日:2024年9月19日